食の風景 ②

ヒトが作っているエネルギーは糖質を使う解糖系、

タンパク質、脂質を使うミトコンドリア系の

2つの作り出す仕組みがある。

ジャンクフード、精白穀物、砂糖などの大量摂取は、

ミトコンドリアでのエネルギー産生が十分行われず、

代謝産物の二酸化炭素を感知する大動脈センサーが作動しない。

大動脈センサーとは、血液中の二酸化炭素量を感知して、

一定量になると呼吸中枢に「酸素をください」シグナルを送る。

ジャンクフード、精白穀物、砂糖などの大量の糖を

メインエネルギーにしているのでは細胞は

酸素をうまく取り込めていない。

(糖質は代謝に酸素を必要とせず、

二酸化炭素は脂質を代謝した時の最終産物)。 

これが呼吸が浅くなる理由であると解釈している。

以下は自分に対する問いとして、

ジャンクフードや白米はほとんど食べていなかったのに

なぜさまざま症状がでていたのか?

答えは個人的に糖全般に対して脆弱であった。

これがいまのところの仮説的回答、つまり個人差である。

糖質制限の問題点にも言及しなくてはならない。

糖質制限ではタンパク質、油の割合が必然的に増えるが、

加工食品に偏る傾向がある。

理論的背景、問題点など整理しながら、

治療室の病者さんもすすめているが、

すでに糖に対して脆弱である一部の精神疾患、

アレルギー、感染症に対する症例がでているので、

これからも研究しながら現場に応用していきたい。

さて、4年間に及ぶ実験の過程で「息と食」の相互の関係、

それが「想念(メンタル)」と「動(からだの歪み)」

にまで影響を及ぼしている可能性があることへの

あらたな問いと回答のヒントにも気がついた。

今回、ケトン体まで言及できなかったが、

今後もブログ等で発信しているので関心のある方は

アクセスしてください。



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プロフィール
橋本俊彦
橋本俊彦
1956年 福島県生まれ
1992年 東京医療福祉専門学校 鍼灸・あんまマッサージ指圧科卒業 鍼灸学校在学時、瓜生良介先生に出会う。1994年 福島県郡山市に快医学健康・鍼灸治療室開設。斎藤巳乗先生にオステオパシー誇張法を学ぶ。現在、快医学30時間講座を各地で開催。 2015年 治療室を長野県松本市に移転。
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