めまい、ふらつきなどの症状は、糖質過剰が一因

検査等では異常が見当たらないが、めまい、ふらつきの症状が継続していた1症例です。原因は低血糖にあったと思われます。

低血糖とは、体の異常や外的な要因によって血糖値が必要量以下の値になっている状態をいいます。低血糖症の原因は主に、糖質の過剰摂取、腸管の吸収が早過ぎるといった問題、遺伝的素因などで年齢や性別に関係なく起きると言われています。症状が多岐にわたるため、ある特定の症状から低血糖症と判断するのは難しく、低血糖を起こすと、血糖値を上げようとして交感神経が活発になり、アドレナリンなどのホルモンが大量に分泌されるようになります。交感神経が活発になると、下記のような症状が現れます。

自律神経症状:冷や汗、動悸、手や指のふるえ、強い空腹感、脈が速くなる
中枢神経症状:強い脱力感や疲労感、眠気(生あくび)、めまい、集中力の低下、頭痛

相談例:
70歳 男性 
症状:めまい、ふらつき、下痢症状 疲れやいなどの症状で相談

半年前から上記症状を繰り返している。 MRI問題なし、血液検査 中性脂肪が高い
食生活は基本、玄米菜食だったが震災以降、市民活動に積極的に関わり遠方に出張する機会が多く、食事はコンビニでおにぎり、パンなどで済ませることが続いていた。

食生活のヒアリングから、糖質を過剰に摂取していることが判明。糖質の割合を少なくして、良質な動物性タンパク質の割合を多くする食生活と内臓温熱を指導。この食事を始めてから数日後からめまい症状が改善され、下痢が治る。
糖質を制限したことによって、本来の安定した血糖の変化をコントロールできる状態に回復して症状が改善したと思われます。






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プロフィール
橋本俊彦
橋本俊彦
1956年 福島県生まれ
1992年 東京医療福祉専門学校 鍼灸・あんまマッサージ指圧科卒業 鍼灸学校在学時、瓜生良介先生に出会う。1994年 福島県郡山市に快医学健康・鍼灸治療室開設。斎藤巳乗先生にオステオパシー誇張法を学ぶ。現在、快医学30時間講座を各地で開催。 2015年 治療室を長野県松本市に移転。
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