帯状疱疹ウイルスって、熱に弱い?

梅雨や季節の変わり目などで免疫力が
低下しやすくなる時期に
注意したい病気の1つに、
帯状疱疹(たいじょうほうしん)がある。

帯状疱疹とは、水ぼうそうを起こすウイルスと同じ
水痘・帯状疱疹ウイルスが原因で起こる、痛みを
ともなう皮膚湿疹のこと。

はじめて水痘・帯状疱疹ウイルスに感染したときは、
水ぼうそうとして発症するが、
ウイルスは、水ぼうそうが治った後も
体の神経節(神経の細胞が集まった部分)に潜み、
健康で免疫力が強い間は活動が抑えられる。

しかし、加齢やストレス、過労、病気などによって
ウイルスに対する免疫力の低下時に
再び活動を始め、神経を伝わり
皮膚に到達し帯状疱疹として発症する。

神経節から出て活動を再開し、
皮膚に帯状の水疱(水ぶくれ)をつくる。
この帯状に広がる症状から帯状疱疹といわれている。


帯状疱疹は、初め、チクチクとしたむず痒さ、
痛痒い感覚を覚え、その後水疱が塊となって
帯状にあらわれる。

一番多いのは背中から脇腹、
そして腰とお尻から坐骨神経、
首から顔や頭にあらわれる。
皮膚と神経の両方でウイルスが増殖して
炎症が起こるため、強い痛みを感じることが多く、
夜も眠れないほど悩まされることもある。

最新の研究では、このウイルスは宿主の免疫力が落ちてくると、
この宿主のところではウイルスが自身の生存が危ういことを
察知し他の生物へ逃げるために人体の体表面に出てくるらしく、
この一連のウイルスの行動が
帯状疱疹であることが分かってきている。

この症状の対応の1つは、アイロン手当てが有効。
症状がとても楽になることは多くの方が経験されている。
適度な温熱でからだを気持ち良く温めて
宿主の免疫力を高めれば、ウイルスは体表から引っ込み、
安心して元の鞘に引っ込んでくれることも十分考えられ、
温熱で症状が安定することも理解できる。

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プロフィール
橋本俊彦
橋本俊彦
1956年 福島県生まれ
1992年 東京医療福祉専門学校 鍼灸・あんまマッサージ指圧科卒業 鍼灸学校在学時、瓜生良介先生に出会う。1994年 福島県郡山市に快医学健康・鍼灸治療室開設。斎藤巳乗先生にオステオパシー誇張法を学ぶ。現在、快医学30時間講座を各地で開催。 2015年 治療室を長野県松本市に移転。
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