採取したヨモギを身につけたり、家の門などにかけることで病気や災害から身を守る風習は昔から存在していた。端午の節句にも香りの強い菖蒲とヨモギが使われている。このヨモギからお灸の材料となる艾を作る。皮膚の表面に軽度の火傷を負わせることで、からだが持っている治癒機転を活性化する。
艾を使う治療法は主に東アジアの伝統医学の柱になっている。江戸時代には庶民の医療として日常的に使用され、大正、昭和初期には科学的研究が盛んに行われている。お灸は生活環境の変化などから皮膚に後が残る、熱いなどの理由で次第に敬遠されるようになってきたが、昨今では、熱くなく、後が残らない方法が研究され、間接的にからだに熱を加える温灸が広まっている。
 
治療室での内臓調整法に用いる活生器はまさにヨモギの薬効と遠赤外線効果をミックスさせた画期的な治療器具であり、数々の症例の中心には必ず活生器を使っている。

快医学は日本だけではなく、東アジア、世界の伝統医学、自然療法の中から今の時代に必要と思われる方法を選び出し、再編集したもので、だれにでも使いやすく体系化されています。芝居の演出家でもあった提唱者故瓜生良介氏の蔵書が河口湖の快医学研修所・まほろばの一角に保存されています。現在、一般公開するための準備が進んでいます。快医学の背景に留まらず、今の日本に広まっている様々な自然医学の歴史を知る上で、大変貴重な資料になっています。後日公開日をお知らせしますので、関心のある方はぜひ一度、お越し下さい。

http://mt-hashimoto.jp


実践快医学講座〜操体法編①
関節ゆるゆるリハビリ〜実践操体法
だれでも簡便にできる運動療法です。
リハビリというと、ちょっと痛いのを我慢したり、無理な動きをしなければならない、というイメージをもたれる方もいるかもしれませんが、けっして無理なことはしなくても、気持ちよくからだを動かすことで、関節の可動域を広げたり、痛みを和らげることが可能なのです。それは操体法という運動療法を応用しているからです。

ゆるゆる実践操体法 首を回す
①椅子に座った姿勢で、首を左右に回してみます。
どちらが回しやすいか、からだの声を聞いてみます。
②ゆっくり息を吐きながら、回しやすい方の首を気持ちよく回します。同時に回しやすい側の手で頬を支え弱い抵抗を加えて支えておきます。
③もっとも気持ちよく回したところで止めて、
一息吸ってそのまま気持ちよさを味わってから、息を吐いて全身ふわ~と脱力。これを実践すること数回、左右対称に首が回っているでしょう。どのような自然療法を学ぶにしても基本からだの構造を知ることがとても重要です。

以下講座のご案内です。一部内容を変えていますので再度掲載します。この講座は単に病気直しの講座ではありません。あらゆる自然医学を実践する上で必要なからだの作り、仕組みを学び、生きていく上での必要な自然医学の基礎を修得することを主な目的にしています。ぜひご参加ください。今年最後の講座になります。

〜河口湖・養生講座〜
快医学講座 第5期参加者募集
日程:11月12日㈯〜14日㈪
講師:橋本俊彦(鍼灸師)
主催:はしもと治療室

快医学は伝統医学や自然医学や近代医学の病理学・生理学・解剖学のなかから「生命の快い法則性」をはっきりと体験できるものを選び出し組み合わせています。あらゆる自然自学を実践する上での基礎医学講座です。今回の講座期間はソフト断食を体験します。

・からだの構造(生理解剖の基礎から考える)
・病気と筋骨格の歪みとの関係、歪みをなおす操体法(運動療法)
・内臓温熱療法~内臓を温めるとなぜ病気がよくなるのか。
・からだの不調の見分け方と回復の方向性を探る〜
 筋肉反射テスト(LET)、触診(腹診と脈診)
・頭蓋仙骨療法〜脳脊髄液の流れと自律神経の安定
・基本薬草の使い方
・引き算健康法〜排泄の重要性と断食の効用
・家庭医学救急法
・介護に活かす手当て法
※快医学研修所・はほろばに併設されている瓜生文庫の貴重な文献、資料に触れながら講座を進めていきます。

会場:富士河口湖 快医学研修所 まほろば  
定員:8名
受講料:38,000円(宿泊・食事込み)
申し込み:
電話:0263-75-8608(橋本)
   090-2430-3113(秋野)
   メイル:hashimt@d9.dion.ne.jp(橋本)
11月12日 13時現地集合
   14日 13時解散
最寄り駅の富士河口湖駅まで送迎あり。

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プロフィール
橋本俊彦
橋本俊彦
1956年 福島県生まれ
1992年 東京医療福祉専門学校 鍼灸・あんまマッサージ指圧科卒業 鍼灸学校在学時、瓜生良介先生に出会う。1994年 福島県郡山市に快医学健康・鍼灸治療室開設。斎藤巳乗先生にオステオパシー誇張法を学ぶ。現在、快医学30時間講座を各地で開催。 2015年 治療室を長野県松本市に移転。
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