砂糖は痛みの原因?

ある腰痛の70歳代の女性。朝一番に大好きな饅頭を一個食べて、
午後3時のお茶菓子として1個食べるので、毎日2個は食べているという。
この程度のことは特にめずらしいことではないが、
砂糖が腰痛の大きな原因になっていることを理解してもらうのは実に難しい。

問題なのは普段の食事の中で砂糖を調味料として使っているのは当たり前、
相当量の砂糖を毎日取り入れてしまっている。ご自分でも最近味付けが
濃くなっていることに気がついているそうだ。せめて饅頭の代わりにチーズをすすめる。

実はチーズも大好きだが脂肪が多いので控えているそうだ。
チーズはタンパク質であり、砂糖をとり過ぎると体内で
脂肪に変わってしまうことを伝えたらびっくりしていた。

ペインクリニック専門の医師、清水泰行さんは、
自身の著書「糖質過剰症候群」の中で、
砂糖などの糖分の摂りすぎは、腰痛の原因になることを指摘する。

高血糖状態が続くと脊椎の周りの筋肉量、質が低下し、
筋肉の一部が脂肪に変わって炎症が起きやすくなるという。
糖質を過剰に摂取したことが原因で起きる病気を糖質過剰症候群と呼び、
もちろん腰痛も含まれる。

一般的に言われている栄養学的なことが仮説上のことだけで、
根拠のないものが正しいと信じていることに気が付くことが多い。


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プロフィール
橋本俊彦
橋本俊彦
1956年 福島県生まれ
1992年 東京医療福祉専門学校 鍼灸・あんまマッサージ指圧科卒業 鍼灸学校在学時、瓜生良介先生に出会う。1994年 福島県郡山市に快医学健康・鍼灸治療室開設。斎藤巳乗先生にオステオパシー誇張法を学ぶ。現在、快医学30時間講座を各地で開催。 2015年 治療室を長野県松本市に移転。
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